2009年10月15日木曜日

ふるさと(英語版) 


故郷 (ふるさと)文部省唱歌
1914年(大正3年)の尋常小学唱歌の第六学年用で発表された。当時は尋常小学唱歌の性格上、作詞作曲者が明かされていなかったが、作詞者高野辰之、作曲者は岡野貞一であるとされている。ただし岡野作曲説は学問的には疑わしい。

同じ作詞・作曲者の手による『朧月夜』、『春の小川』などと共に、文部省唱歌を代表する曲としていまでも世代を超えて歌い継がれている。
子供の頃の野山の風景を遠い地から懐かしむという内容で、生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っている。当該歌詞にあっては、「かの山」は高野の生家のあった中野市(旧豊田村)永江地区の「大持山」、「かの川」は「斑川」であるとする説が一般的である。 ただし、歌の中には場所や人を特定する歌詞が出てくることはなく、この歌を通じて、多くの日本人が、それぞれの故郷の光景や家族に思いをめぐらせ、歌の持つ情感に共感できることこそが、場所と時代を超えて歌われ続けているゆえんであろう。

オリジナル歌詞

兎追ひし かの山

小鮒(こぶな)釣りし かの川

夢は今も めぐりて

忘れがたき 故郷(ふるさと)

如何(いか)にいます 父母

恙(つつが)なしや 友がき

雨に風に つけても

思ひ出(い)づる 故郷

志(こころざし)を はたして

いつの日にか 帰らん

山は青き 故郷

水は清き 故郷

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